とされております。また、戦後1957年にマラヤ連邦(現マレーシア半島)がイギリスから独立し、繊維産業を政府が後押ししたことで、バティック職人の数が大幅に増加したといわれております。しかし1990年代に入ってプリント技術の発達などの要因から、高価な手書きのバティックの需要が衰退していきました。
1991年にマレーシア政府が「2020年までに先進国になる」目標を掲げた際に、ITを新しい産業の柱とすべく産業構造改革の一環として進められたマルチメディア・スーパーコリドー構想が、労働集約型であるバティック産業が衰退する背景の一因としてあるのではないかと想定します。
また、2008年にスペインのマドリッドで開かれた第10回 国際女性学際会議での、マレーシアのバティック業界が抱える問題として