1932年にシンガポールで誕生した「タイガービール」。製造元は「アジア・パシフィック・ブリュワリーズ社」ですが、こちらはシンガポールのメーカーとオランダのハイネケン社が合併してできた会社です。現在では、シンガポールを中心に東南アジアの国々、アメリカやイギリスなどでも飲まれている世界的にもとても認知度の高いビールです。フルーティーで飲みやすいビールとなっており、ビールが苦手な人でも比較的飲みやすいビールとしても有名です。
世界自然保護基金(WWF)とトラの保護活動
「森林破壊」「密猟」「違法取引」により世界に3890頭あまりになってしまった野生のトラを保護支援として世界自然保護基金(WWF)へ100万米ドルの寄付を行いました。 又、2017年、「#3890Tigers」の名称で6年間をWWFとパートナーシップ協定を結び、デジタルアートとソーシャルメディアを利用した保護へのキャンペーンを行っており、トラ年にあたる2022年までに6000頭まで生息数を回復させる事を目指しています。 参照URL: https://www.wwf.org.kh/?uNewsID=302611
廃棄物問題への取り組み
Asia Pacific Breweries (アジアパシフィック・ブリュワリーズ社)はシンガポールにおける包装廃棄物の量を削減する#ReduceYourWastelineキャンペーン開始し、製造工程におけるフットプリント( 原料の採掘から始まって使用,廃棄されるまでどこでどれだけ環境に足跡を残して来たかの指数)を削減し、又、このキャンペーンを通じて、より環境に優しく、日常生活における廃棄物の量を減らすよう消費者へのアピールをしています。
再生エネルギーを利用
気候変動の要因とされるCO2の排出量削減が急務となる中、地球環境に対して負荷の少ない再生可能エネル-ギー(太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマス)への注目が高まっています。再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できることから、エネルギー安全保障にも寄与できる有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源です。タイガービール工場では2015年より世界初の太陽光発電醸造所として、製造工程では100%太陽エネルギーを利用しています。
タイガービール工場見学では、会社の歴史を学んだり、実際に試飲をしたりと、また、タイガービールにまつわるお土産ショップなどもあり、タイガービールファン・ビール好きの方以外も楽しめる内容となっております。
名前、または内容
シンガポール タイガービール工場見学
中心地からの移動時間
40分
訪問可能時間
10:30・14:00・16:00・18:00(日曜・祝日訪問不可)
見学時間(目安)
約1.5時間
催行人数
20~90名
料金
有料(お問い合わせください)
その他
工場内撮影不可・外観撮影可
500時間以上もかかるといわれているタイガービールの醸造工程の、各行程を見学することが出来ます。およそ90年間に及ぶ歴史をビジネスセンターで学び、その後は工場へ向かいます。工場では麦芽・ホップなどの原材料と、これらを製麦・最後のろ過の部分までの各工程を視察します。
パッケージギャラリーでは、実際に流通しているパッケージを見学、ビールを注ぐコツも伝授され、ご自身で注いだビールの試飲も出来ます。その後は試飲コーナーにて世界中の様々なビールを試飲した後は(後述)、お土産ショップの「タイガーデン(Tiger Den)」にて、お土産(Tシャツ / タイガービールシャトル / 限定版のトラの置物など)の購入も可能です。 敷地内は大きく ・ビジネスセンター ・工場/パッケージギャラリー ・試飲コーナー/お土産ショップ に分類されており、順番に回っていきます。
試飲体験
「タイガータバーン」での飲み比べ(ABC / アンカー / アーキペラゴ ブルワリー / バロンズ ストロングブリュー / ギネス / ハイネケン / タイガービール)など、世界中の様々なビールを試飲することが可能となっております。工場内とは思えないビリヤードやダーツなどもある、お洒落な雰囲気での試飲はお勧めです。日本でも人気のビール工場見学ですが、是非シンガポールでしか体験できないビール工場見学を体験して頂きたいと思います。
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